レビュー
カングーのボディーをホイールベースからショート化したショート&ハイトワゴン BE BOP。愛らしさたっぷりのエクステリアデザイン。カラフルなシートやブラック&シルバーのボディーカラーも遊び心あふれる。リヤにスライディングルーフを装着などにより特徴的なアレンジが楽しめる。リヤ席のみオープンエアを楽しめる・・・リヤシートは容易に脱着可能・・・後席乗り降りはリヤゲートから・・・全長が短くなってノーマルカングーより高められた車高により一層背高感が増したサイドビュー等々効率と常識を度外視したカーライフを提案（？）。エンジンは1.6L4気筒で105PS。車のサイズからすると若干排気量が小さい感じもする。が、走り出すと低速トルクが豊かで極低回転域の粘りも強く非常に乗りやすく、加速力も十分に満足できる仕上がり。静粛性も良好。ふんわりと包み込まれる様な独特かつ心地良い着座感のシートに身を任せ、軽くゆるいタッチの5MTを操作して思いのままに走らせる。路面を滑るように走るしなやかでソフトな乗り心地。どこまでも遠くに行きたくなる様な・・・。近年の多くのフランス車が失ってしまった「あの」フィール。天井に至るまでの広大なガラスエリア・室内の高さ幅など解放感抜群のインテリア。そして愛らしい存在感。それ以上に快適なドライブ&ライドフィールがカングー最大のプレジャー。スポーツカーとは対極の特性でも、やっぱりドライバーズシートが特等席・・・ルノー カングー BE BOP。
